職人が身に付けるもの〜軍手編〜

 

職人が作業の際に身に付けるものは、一般のそれと似て非なるものが多いです。


まず軍手です。

日常における作業で目にする軍手は、プロの作業に於いてはほとんど使われません。

理由は様々ありますが、大きく言えるのは丈夫かどうか、そして作業能率に影響するかどうかです。




例えば以前触れた塗装の作業をするときなどは、編み込みの軍手を使うと糸が付着して仕上がりに悪影響を及ぼしたり、重いものを運ぶときのグリップの悪さ(意外と良くないんです)、細かい作業時に細かい事ができなくなる、不慮の怪我につながる万一の事故(指の挟み込み、何かを切断する作業の時に謝って滑ってしまう等)を防げない…等があげられます。


ですので、職人が求める軍手は、『より薄く』『より軽く』『より丈夫』『より安全』ということになり、現在では、合革軍手などが主流で使われています。


革特有の『ゴワゴワ感』を押さえ、不要な部分はラバーベースにして軽量化し、指先や手のひらに合革を用いて滑り止めと安全性を確保しているのです。

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